第11回FROM 総会プログラム

テーマ「世界における生命倫理と生殖医療」
   -第1回 日本・韓国比較事情-


 
13:00

飯塚理八 慶應義塾大学名誉教授 産婦人科学

   
   
 
13:10
司会 飯塚理八 慶應義塾大学名誉教授
   

 

「生殖医療管見」

 

清水哲也 旭川医科大学名誉教授

   演者自身が、結婚以来7年間「不妊症」にさいなまされた経験から、「不妊外来」を訪れるクライアントの「挙児」に対する切なる願いというものが、いかに深刻であるかに思いを致し、たとえば「代理懐胎」に関する「日本産科婦人科学会」の「会告」を例にとっても、国民的に議論をつくし、国際的に通用する「生殖倫理」の原則を示して行くべきで、万人が一致して賛成するような方針がない現状では「知」の医療から「情」の医療へと、その「在り方」について必要な見直しが行われるべきと考えている。
 
「生殖医療」試験 -7年間、「不妊」に悩んだクライアント夫婦の立場から
  当日配布した資料をご覧になる方は、上記PDFアイコンをクリックしてご覧下さい。
   
 
13:40
司会 小野幸ニ 大東文化大学法科大学院教授 弁護士
   
 

招聘講演1
「子に関する韓国の家族法文化」

 

高 翔龍 コウ サンリョン 韓国・成均館大学名誉教授/大東文化大学法科大学院教授

   韓国においても少子化の問題は日本の場合と同様である.出産率1.16(2004年)という数字が語っている.にも拘わらず、2001年〜2004年に約9,000人の子どもが棄子になり、国内養子縁組の場合が極めて低調である(17,000人).それは、何故であろうか.儒教思想の根強い家族法文化の側面から考えてみる。
 
「子に関する韓国の家族文化」
  当日配布した資料をご覧になる方は、上記PDFアイコンをクリックしてご覧下さい。
   
14:05
司会 大野虎之進 東京歯科大学名誉教授
   
 

招聘講演2
「韓国生殖医療事情」

 

李 任順 リー イムスン 韓国順天卿大学産婦人科教授

   韓国では妊娠可能夫婦の13.5%(635,000カップル)が、不妊であると推算されている。
 1985年に体外受精による韓国初の試験管Babyが誕生して以来、現在では92の医療施設が生殖補助医療実施機関として承認されている.一方、韓国の合計特殊出生率は1.16と大変低く、国は少子高齢化対策の一環として、不妊患者への公的支援などの出産奨励政策を準備している.韓国における生殖補助医療(ART)の現状を紹介する。
 また、最近話題になった日本人の不妊女性に対する卵子売買や、複製胚芽幹細胞のための卵子供与についての問題にも言及する。
 
「韓国生殖医療事情」
  当日配布した資料をご覧になる方は、上記PDFアイコンをクリックしてご覧下さい。
   
14:30
司会 根津八紘 諏訪マタニティークリニック院長
   
 

招聘講演3
「韓国の生命倫理法と卵子提供における諸問題
               ―論文捏造事件からみる韓国社会の課題―」

 

洪 賢秀 ホン ヒョンスウ 文化人類学者

 

 韓国における「生命倫理および安全に関する法律」を概観するとともに、論文捏造事件からみられる卵子提供の諸問題を韓国での議論を踏まえて紹介し、今後の課題について考えたい。
I.生命倫理法 
 1.韓国の生命倫理法の概要 2.卵子提供における規制状況 3.大韓産婦人科学会における規制
II.論文捏造事件から浮かび上がった卵子提供の実態
 1.卵子提供の疑惑とその実態 2.対照的な卵子提供の構図 3.諸団体の動き
☆今後の課題

 
「生命倫理および安全に関する法律」
  当日配布した資料をご覧になる方は、上記PDFアイコンをクリックしてご覧下さい。
   
14:55
司会 遠藤直哉 弁護士 桐蔭横浜大学教授
   

 

招聘講演4 
     「The situation of PGD in the world 世界の着床前診断の現状」

 

Santiago Munne サンチアゴ・ムンネ
Reprogenetics (米国生殖遺伝)研究所所長

   着床前診断は広く世界各国で、流産の予防、遺伝子疾患の診断などに応用されている.米国では着床前診断を制限する連邦法、あるいは州法は無く、憲法で認められた自己決定権に基づいて実施されているし、多くのヨーロッパ諸国でも認められている.ドイツなど着床前診断に消極的な立場をとっていた国でも、極体を用いた着床前診断は実施されている.着床前診断はアジア諸国、中近東諸国でも広く実施され、世界の殆どの国で認められているといっても過言ではない.特に流産予防を目的とする着床前診断については、米国では体外受精の結果を向上させるための手段として、広く認知され、実施されている。
 我々は転座による流産の予防、異数性による流産の予防のいずれにも着床前診断が有効であることを科学的に立証したが、今回はこれについても講演したい。
   
   

15:25
休憩

   
15:35
 

司会 大川 豊(大川産婦人科 院長)/ 岩上 安身(ノンフィクション作家)

   
 

テーマ:「日・韓における生命倫理と生殖医療」

   
 

パネラー

 

高 翔龍

大東文化大学法科大学院教授

玉崗 有告

東京都済生会中央病院産婦人科医長

根津 八紘

諏訪マタニティークリニック院長

洪 賢秀

文化人類学者

李 任順

韓国順天卿大学産婦人科教授

 

(50音順)
   
   
16:20
   
 
16:50
 

閉会の辞 大野 虎之進  東京歯科大学名誉教授 産婦人科学


  *内容は予告なく変更される場合がありますので御了承ください。