第7回FROM 総会プログラム

テーマ生殖医療の現状と将来


 
13:00

飯塚理八 慶應義塾大学名誉教授

   
  司会:小野 幸二 (大東文化大学法科大学院教授 弁護士)

13:10

「子無し嫁の苦しみ」

 

星野 一正 京都大学名誉教授 元産婦人科医

   
  若夫婦に赤ちゃんが出来ないと、夫の留守中にお姑から嫁ばかりが責められて、味方がいない婚家で、肩身の狭い、心細い思いで過している「子無し嫁」の苦しみは、並大抵ではないに違いない。赤ちゃんが出来ないのは、必ずしも嫁の責任ではなくて、嫁ぎ先の夫に原因がある場合も多いのではあるが、一家の跡取り息子の夫は、自分の両親からは責任を問われずに、妻だけが「子無しの嫁に対する姑の嫁苛め」に苦しめられている事が多いのである。産婦人科医は、そのような内情にも気を配り、泌尿器科と協力して、男性不妊の診断・治療に対しても、十分な注意を払って頂きたい。
   
 
祖母による代理母の倫理的考察
 
日本の少子化問題
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司会:大野 虎之進 (東京歯科大学名誉教授)

13:40

「生殖医療についての世の誤解を解く」

 

遠藤直哉 弁護士 桐蔭横浜大学教授

  1.向井亜紀さんの戸籍申請を受け付けるべきである。(FROMの意見書)
2.男女生み分けはなぜ非難されるのか。
3.不妊治療のための着床前診断(PGD)は「生命の選択」に関係あるのか。
4.PGDの遺伝性疾患回避は「男女生み分け」か「障害の回避」か「生命の選択」か。
5.PGDの許容されている国の人口は世界の9割以上。
   
 
男女選別と生命倫理・差別化・性比・少子か対策
 
「日本産婦人科学会倫理審議会答申書」に対する反論
 
「着床前診断」に関する Q and A
 
意見書-代理出産児の法的地位について-
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司会:岩上 安身 (ノンフィクション作家)

14:10

「問題提起して来た18年間」

 

根津八紘 諏訪マタニティークリニック院長

  今から18年前、減胎手術を初めて施行してから、非配偶者間体外受精、代理出産、卵子セルフバンクと、様々な問題提起をしつつ現在に至っている。その間、「堕胎罪に当たる」と言われたり、日本産科婦人科学会を除名されたり、「アウトローの人間」「パフォーマンスの好きな人間」「金儲けでやっている」等々、色々と言われ続けてきた。しかし、どれも「先ず患者ありき」から始まってのことであった。今までの日本における生殖医療の現状を、私の足跡を辿りながら述べ、これからの日本における生殖医療のあるべき姿について提言したい。
   
 
問題提起して来た18年間
 
扶助生殖医療(非配偶者間体外受精・代理出産)を推進する会
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14:40
〜14:50休憩

  司会: 柳田 洋一郎(東京マタニティークリニック院長)
14:50

ビデオ出演  「生殖医療の現状と将来」

 

野田 聖子 衆議院議員

  国会議員として生殖医療に係る諸課題に積極的に取り組んでいるが、不妊治療中の患者としてのスタンスを常に大切にしたいと思っている。わが国の少子化を深刻にとらえ問題解決に当たっているはずの政府関係者や議員の中に無理解や無関心が根強いこと、また、そこから生まれる生殖補助医療に対するネガティブな発想がさまざまな取り組みの妨げとなっている現実に疑問を覚える。自己責任の下に患者主体の透明性高い治療体系を作ることが肝要であると確信し引き続き尽力していきたい。
   
   
  司会: 塩田 美津子(東京マタニティークリニック FROM広報部長)
15:15

「米国における日本人患者の非配偶者間生殖医療の現状と日本国内での容認への願い」 

 

川田 ゆかり IntroMed,Inc。 IFC (インターナショナル ・ファーティリティー ・センター)代表

  IFCを通じて米国カリフォルニア州における代理出産・卵子提供・着床前診断プログラムに参加する患者様や、プログラムの適応症を持つ患者様からの問合せが急増している。第三者を関与させる生殖医療プログラムや着床前診断は、米国加州では医学的・法的・倫理的・社会的な面からも既に一般的な治療として定着しており、世界中から患者様が集まる。しかし、個々の患者様の願いは自国での治療が可能になる事。米国の医療現場に関する明確な情報提供により生殖医療技術の先進国である日本においても同様な治療が容認されるよう切に願う。
   
 
FROM会ご参加の皆様へ
 
PacificFertilityCenterのご案内
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  司会: 飯塚 理八(慶應義塾大学名誉教授)
15:45

「代理母出産という選択」

 

向井 亜紀 タレント

  代理母出産に挑戦し、2人の子供に恵まれて充実した毎日を送っているが、これまでの道と同様、これからの道も険しいものとなるだろうと思わざるを得ない。国の法律(判例)について、その意義や、それに従わねばならない理由を法務省の人間が明快に説明できないことに驚く。不妊に悩む夫婦や、実際に生殖補助医療を受けた経験者の声を聞くことなしに法整備が行われつつあることに恐怖を感じる。また、険しい道とはいえ、自ら選んだ道にこそ登る喜びがあると思う。医師は代理母出産という選択肢の存在を、患者に知らせるべきではないか。
   
   

16:15

  司会:大野 虎之進(東京歯科大学名誉教授 ) 塩田 美津子 (東京マタニティークリニック)
 

パネラー
星野一正 ・ 遠藤直哉 ・ 川田ゆかり ・ 小野幸二・根津八紘

 
 
16:55

閉会の辞 大川 豊 (大川産婦人科院長)